【摂食障害】吐きだことは?どれぐらいで出来るの?

ダイエット

「過食嘔吐の人によく見られる吐きだこって何のこと?」
「吐きだこはどれぐらい食べ物を吐いたらできるの?」

摂食障害のうちの過食症で嘔吐を繰り返し(過食嘔吐)ている人の手には吐きだこが見られるケースもあります。
過食嘔吐で食べ物を吐くときのあざは吐きだこと呼ばれ、手は人の目につきやすいことから過食嘔吐の象徴とも捉えられやすいとも言えます。

この記事では吐きだこについて解説しながら、手に吐きだこが出来てしまう原因についてもご紹介します。

摂食障害とは


摂食障害は摂食(食べるなどの食行動)に関わる病気です。

その中でも症状ごとに分類され、平均体重を著しく下回っている特徴のある神経性やせ症や、衝動的に大量に食べ物を食べて嘔吐や下剤使用で排出行動が見られる神経性過食症・衝動的に大量に摂食するけれど排出行動のない過食性障害に分けられます。

こちらの記事でも3つの摂食障害の違いや特徴について解説していますので、是非チェックしてみてくださいね!

ダイエットのしすぎで摂食障害になる?特徴と種類について

 

吐きだことは


摂食障害のうちの過食症で、排出行為が嘔吐をしており、手を使って嘔吐している人の手には吐きだこが見られる場合があります。

喉の奥を指で突くと反射的にえずきますよね。
この状態には名前があり、喉の奥に刺激が与えられると吐き戻す反射があることを咽頭反射と呼びます。
本来は息の通り道である気管に異物が入るのを防ぐための反射ですが、過食嘔吐ではこれを利用してむちゃ食いした後に太らないために指で喉の奥を刺激して食べ物を吐き戻します。

喉の奥を刺激するときに手の甲が歯に当たった際に吐きだこができます。
手を使って刺激を与えた回数や期間ではなく、歯に当たる力の強さが吐きだこが出来るか出来ないかに影響があります。

過食嘔吐に慣れてくると手を使わずに吐き戻すことができるようになる人もいるので、必ずしも過食嘔吐の人の手に吐きだこがあるとは限りません。

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吐きだこが出来てしまったときに行うこと


まずは傷ついた手を消毒しましょう。
傷に細菌が入ると炎症が起こり、傷が治りにくくなります。
手の傷は一般的な処置と同様ですが、違う点は精神状態です。

過食嘔吐が辞められない人は女性が多い傾向があります。
自分の手を傷つけてまで、ものを食べて苦しい思いをして吐き戻す状態に陥っている本人は行為に対しての罪悪感と嫌悪感を背負っています。

しかし、当事者は勿論、当事者の家族や近しい人は過食嘔吐の行為に戸惑うかもしれませんが、その人にとって強いストレスから心を守るための行為であることにまず気付きましょう。

そして、医師の診察を受けて長い年月がかかっても専門家のサポートを受けることも状況を変えるために必要なことです。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

  • 摂食障害を病院に行かずに自分で治そうとするとかえって長引く場合やさらに悪化して危険な状況に陥るケースもある
  • 摂食障害は神経性やせ症・神経性過食症・過食性障害に分けられる
  • 吐きだこは過食嘔吐を行っている人によく見られる手の甲あたりに出来る特徴的なあざのことを指す
  • 過食嘔吐では咽頭反射を利用してむちゃ食いした後に太らないために指で喉の奥を刺激して食べ物を吐き戻す
  • 喉の奥を刺激するときに手の甲が歯に当たった際に吐きだこができる
  • 吐きだこで手の甲に出来た傷は一般的な傷と同様に消毒から行う
  • 過食嘔吐で苦しむ当事者はや当事者の家族や近しい人は行為がその人にとって強いストレスから心を守るためのものであることを理解する必要がある
  • 専門家のサポートを受けることも状況を変えるために必要なことである

自分に対しての嫌悪感や罪悪感で心を壊さないためにも、専門家のサポートは重要です。
最短距離で状況を変えるならば伴走者をつけることも視野に入れてみてくださいね。