足のむくみは病気のサイン?医者に診てもらうべきケースをご紹介
「足がむくんでいる状態が長く続く・・・」
「病気が原因で足がむくむことってあるの?」
一般的な足のむくみは血行不良や塩分の取りすぎである場合がほとんど。
しかし、腎不全や甲状腺疾患などなんらかの病気が原因で身体がむくむこともありますよ。
この記事では一般的な足のむくみついておさらいしつつ、病気の原因のケースについてご紹介します。
一般的な足のむくみの原因
まず始めに足がむくむ一般的な原因を押さえておきましょう!
同じ姿勢を取り続けることによる血行不良
特に座り仕事の場合は、むくみやすくなってしまいがちです。
座っている姿勢はお尻や太ももと椅子で身体を圧迫している状態なので、血行不良が起こりやすくなります。
また、ふくらはぎのポンプ機能は経って歩くことによって血流を促します。
座っている状態では筋肉が使われていない状態なので、血の巡りが悪くなってしまって老廃物や血液が足にたまりやすくなってしまいます。
塩分を摂りすぎている
足に限らず、すべてのむくみの原因にも繋がるのが塩分を摂りすぎていること。
塩気の多いお菓子や料理を食べると、身体の中の塩分濃度が高くなり、この塩分濃度を薄めようと水が溜め込まれやすくなります。
これが塩分の高い食べ物で身体や顔がむくんでしまう原因です。
こちらの記事でも塩分とむくみの関係について解説していますので是非チェックしてみてくださいね。
ふくらはぎの筋肉が不足している
ふくらはぎは第二の心臓とも言われています。
心臓から新鮮な血液が全身に行き渡り、身体の中で排出された老廃物や二酸化炭素を送り返すためのポンプ機能をふくらはぎが担っています。
ふくらはぎの筋肉が減っている中では、十分にポンプ機能が働かないので老廃物や二酸化炭素が送り返されずに停滞してしまいます。
これが足がむくんでしまう原因になるので、ふくらはぎにはある程度筋肉が必要であることが言えます。
対策方法はこちらの記事でも詳しく紹介されているので是非チェックしてみてくださいね。
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病気が原因でむくむケース
なかなか治らない足のむくみは病気のサインである場合も。
ここからは病気で足がむくむケースをご紹介します。
症状の一つにむくみが見られる病気には次のものがあります。
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- 腎臓疾患
- 心臓疾患
- 肝硬変
- 甲状腺疾患
- 栄養失調
など
腎臓は血液を濾過する場所です。
病気により、腎臓の働きが悪くなると尿に血液中の老廃物を排出することができなくなってしまい、その結果むくみが現れます。
心臓は全身に血液を送り出したり集めたりする循環器の役割があります。
疾患により普段の心臓の働きができなくなったり弱くなったりすると、血液の循環が滞ってしまう影響でむくみが生じる場合がありますよ!
他にも肝硬変や甲状腺疾患、栄養失調でもむくみが生じる場合があるので、むくみが長引いたり、倦怠感や貧血、食欲の低下などが見られる場合は早めに病院で診てもらった方が無難です。
むくみが起こる病気についてまとめてみた
危険な足のむくみを見極める方法はある?
いつもの足のむくみと何だか違うな?と思ったら早めに医者に診てもらうことが前提として、病気のサインの可能性が高いむくみの特徴は次のものがあります。
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- 片足だけむくむ
- 急激にむくみがひどくなった
- 変色している
- 顔面や手にもむくみが出ている
- 倦怠感や貧血、食欲の減退などが併せて生じる
など
急激なむくみは内臓疾患の場合によく見られる傾向があります。
しかし、素人には一般的なむくみと病気が原因のむくみの判断は極めて難しいので、違和感がある場合はすぐに受診しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!
- 足のむくみは座り仕事などで一定の体勢を長時間取り続けるとリスクが高くなる
- 塩分の摂りすぎは足だけでなくすべてのむくみの原因になる
- ふくらはぎは老廃物や二酸化炭素を心臓に送るためのポンプ機能があるので筋肉が不足している働きが弱くなりむくみの原因になる
- 心臓・腎臓・肝臓などの内臓疾患や栄養失調でも足や全身のむくみが見られる場合がある
- むくみが長く続いているときや、倦怠感や貧血なども見られる場合は早めに病院で見てもらった方が無難
- 急激に両足がむくんだり、片足だけに症状が見られる特徴もあるが、病気が原因かそうでないかの見極めは難しいので違和感があるときはすぐに受診する必要がある
むくみは多くの人が悩むものですが、中には重大な病気が隠れているケースがあります。
病気が原因で引き起こされるむくみの特徴は確かにありますが、自己判断は難しいので違和感がある場合はすぐに病院で診てもらいましょう!