ダイエットのしすぎで摂食障害になる？特徴と種類について
「ダイエット依存症ってどんな病気なの？」
「食べ物や太ることに異常なぐらい恐怖心があるけれど、これって病気なの？」
特に若い女性に多い、美容体重以下を目指す過度な痩せ願望は心の病のもとになります。
その中でも摂食障害は最悪の場合に命の危険を招くことにも繋がりかねません。
この記事ではダイエットする人には知っておいて欲しい摂食障害とその種類についてご紹介します。
摂食障害とは
摂食障害は摂食（食べるなどの食行動）に関わる病気です。
その中でも症状ごとに分類され、神経性やせ症・神経性過食症・過食性障害に分けられます。
神経性やせ症
痩せている事に対して必要以上に拘り、自分自身の身体のイメージの歪みや太っていることや太った身体に対しての極端な恐怖がある摂食障害。
神経性やせ症は食事量の制限によって低体重が特徴的です。
正常の範囲よりも大きく下回るやせが見られるのもこのタイプの身体的な特徴で、無月経や低血圧、低体温や筋力の低下も見られます。
男性よりも女の方が多い傾向があり、過度な食事制限を行う摂食制限型、食べ吐きなどの過食・排出型に種類が分けられます。
神経性過食症
むちゃ食いとも呼ばれている摂食障害のひとつです。
衝動的に行われることが多く、少しの時間で大量の摂食行動を行う一方で太ることに恐怖心があることから嘔吐や下剤を使って排出行動を行うのが特徴です。
神経性やせ症にもむちゃ食いの行動が見られ、明確な線引きがしにくい種類でもあります。
衝動的に大量の食べ物を流し込んだあとに、行動に対しての罪悪感が生じて抑うつ状態にもなりやすい傾向があります。
過食性障害
神経性過食症のように、短時間で異常なまでに大量の摂食行動が見られることは共通していますが、排出行動がないことが特徴として挙げられます。
空腹を感じていないお腹がいっぱいなときにも食べる行為が辞められない摂食障害で、誰が見ても明らかな食べ過ぎを繰り返します。
過食性摂食障害から神経性過食症に移行するケースもよく見られます。
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摂食障害は自分で治せるの？
摂食障害はなかなか自分でも自覚するのが難しく、自覚しても後ろめたさから病院に行きずらい傾向があります。
しかし、自分で辞めることはもっと困難なため、専門医やカウンセラーなどプロの力を借りるのが重要な解決策です。
治療は行動だけでなく、摂食障害が起こった背景にもフォーカスされるので根本的に治療して繰り返しにくくすることが目的とされます。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
最後にこの記事のおさらいです！
- 摂食障害は最悪の場合、命の危険を招いてしまう場合がある
- 摂食障害は神経性やせ症・神経性過食症・過食性障害に分けられる
- 神経性やせ症は食事量の制限によって低体重が特徴的である
- 神経性過食症は摂食障害で、衝動的に衝動的に大量の食べ物を流し込んでその罪悪感や太ることに対しての恐怖で嘔吐や下剤で排出行為が見られる
- 過食姓障害は短時間で異常なまでに大量の摂食行動があり、神経性過食症のように排出行動がないことが特徴
- 過食性摂食障害から神経性過食症に移行するケースもよく見られる
- 摂食障害は専門医やカウンセラーなどプロの力を借りるのが重要な解決策
- 治療は行動だけでなく、摂食障害が起こった背景にもフォーカスされる
どの摂食障害にも共通して言えることですが、ストレスが高いときや抑うつ気分が見られるときに起こることがほとんどです。
痩せ願望は極度な完璧主義から発展する場合もあり、体型のコンプレックス以外にも摂食障害の原因が隠れていることもあります。
まずは少しおかしいかな？と感じることがあれば、専門医に相談してみることが解決への近道です。