筋トレをしていると生理痛が酷くなる?生理中の運動のメリットもご紹介

トレーニング

「生理の時もトレーニングのサイクルを崩したくないから筋トレをやりたい!」
「生理痛がいつも重めなんだけど、トレーニングをしたら酷くなるの?」

トレーニングしたい日と生理が被るとブルーになりますよね。
前提として、生理痛が重い方や体調を崩しやすくなる人は生理中に無理してトレーニングを行う必要はありません。

軽い運動なら出来る人はトレーニングによって生理痛を和らげることが出来る場合もあるので様子を見ながら無理のない範囲で行うのもおすすめです。
生理痛が起こるメカニズムをご紹介しながら、筋トレによる生理痛への影響について解説します。

生理痛によく見られる、身体や顔のむくみについてはこちらの記事で解説していますので、是非チェックしてみてくださいね!

生理中にむくむ原因とおすすめの改善方法3つ

生理痛が起こるメカニズム


生理痛が起こる理由には次のものがあります。

  • 身体が冷えていて痛みを感じやすくなる
  • 痛みを強めるホルモンが分泌される
  • 経血を押し出す動きに痛みを感じる
  • 自律神経の乱れ

生理が始まる前や始まった後は血流が滞りやすくなる傾向がありますよ!
それによっていつもより身体が冷えやすい状態になります。

体温が下がると血が固まりやすくなるため、冷え症の人は特に身体を温めるための対策が必要です。
服装を変えたり、カイロを貼ったりして対策するのもおすすめです。

また、生理中に分泌されるプロスタグランジンと呼ばれるホルモンは、経血を外部に排出する働きがあります。
デトックスのために重要なホルモンですが、血液を子宮の外に押し出すときに痛みが生じるので、プロスタグランジンが多く分泌されているときは生理痛が酷くなりがちです。

また、出産経験のない女性はとくに子宮口が狭く、プロスタグランジンによる血液を押し出す力が強いため生理痛が重くなりやすい傾向があります。
さらに、身体の冷えやすい人は経血が固まりやすいので注意が必要です。

生理中は複数のホルモンの動きが活発になります。
この時期は自律神経も乱れやすくなりますよ!
自律神経は体温の調整も行っているため、自律神経の乱れにより身体が冷えて経血が固まりやすくなり、血行不良が起こることで生理痛がさらに酷くなる場合があります。

自律神経の乱れの対策のためにストレスを解消することも大切です。

生理中のイライラは一時的でも血圧を高めます。
イライラと高血圧についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので是非チェックしてみてくださいね。

イライラと血圧が高くなる?高血圧との関係について

【全人類必見】生理痛の仕組みと対処法について解説します!

生理中の筋トレが生理痛を和らげる?


ここからは生理中の筋トレによる生理痛へのメリットについて解説します。

筋トレによって身体を温める

生理中も無理のない範囲でトレーニングを行うことで、生理痛を強める冷えの対策ができますよ!
注意するのは強度です。
子宮の収縮で経血を押し出すため、収縮を強めるような高重量やスクワットなどの強度の高いトレーニングは控えておいた方が良いでしょう。

軽いウォーキングや自重トレーニングを行う事で、血行の改善に効果が期待出来ますよ!

ストレスを解消する


生理中の自律神経の乱れは身体の冷えの原因に繋がるため、ストレスを筋トレによって解消させることも痛みの対策に繋がります。

一見して楽に見えがちなヨガのポーズも、インナーマッスルを鍛えたり、深い呼吸で気持ちを落ち着けたり出来るので、トレーニング効果の高い運動です。
こちらの動画では生理痛の軽減におすすめなヨガの動きも紹介されていますので、是非参考にしてみてください。

【女性のためのヨガ】 PMS・更年期症状の緩和、ホルモンバランスを整える

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

  • 生理痛が起こる原因のひとつに血行不良がある
  • 身体が冷えると経血が固まりやすくなる
  • 生理中に多く分泌されるプロスタグランジンという女性ホルモンは子宮口の外に経血を押し出す働きがあり、経血を外に排出するときに痛みが生じる
  • 子宮口の狭い出産経験のない女性は特に経血の排出時に痛みを感じやすい
  • 自律神経の乱れにより、体温の調節が難しくなって生理痛に影響が出る
  • 生理中も無理のない強度の筋トレをすることによって身体が温まる
  • 子宮の収縮を強めるような強度の高いトレーニングは避けておく
  • ストレスを筋トレによって解消させることも痛みの対策に繋がる

痛いときに無理をするのは禁物ですが、適度な強度の筋トレを行うことでも、生理痛を改善させる効果が期待出来ます。
毎月の生理も、うまく痛みの対策をして穏やかに過ごしましょう。