【生理中のダイエット】体重が落ちにくくなる原因

ダイエット

「生理痛が辛すぎでトレーニングどころではないんだけど・・・」
「生理前の食欲が抑えられなくて心が折れそう・・・」

毎月やってくる生理は、身体がむくみやすくなったり気持ちが不安定になったり、心身ともに辛さを感じる人も多いのではないでしょうか。

ダイエット中の人は特に、生理前の食欲を抑えたり、身体のむくみが原因とはいえ一時的な体重の増加にショックを受けたり・・・まるでメンタルが試されているのではと思うぐらいダイエットに対するモチベーションが低くなりがち。

この記事では生理中の体調の変化や体重が落ちにくくなる原因について解説します。

生理中に起こる身体の不調


生理前や生理中に起こる身体の不調でよくあるものには次のものがあります。

– むくみやすくなる
– 疲れが取れにくくなって倦怠感がある
– 頭痛や腹痛
– 暴飲暴食に陥りやすくなる
– お通じが悪くなる
– 肌荒れがひどくなる
– 日中に眠気を感じる

このほかにも、これまで順調に落ちていた体重が落ちにくくなったり、下腹が張ったりするなどの変化がある人もいます。
これらの不調が現れる原因を知っておくと、ダイエット中に生理が来た時の過ごし方のヒントがあるかもしれません。

【ダイエット】生理中の過ごし方!〜食欲や運動・食べた方が良いもの・ストレス発散方法まで〜アラサー健康ちゃんねる

生理中に体重が落ちにくくなる原因


ここからは、前述の不調の理由を踏まえて生理中に体重が停滞しやすくなる原因について解説します。

増えた体重はむくみかも?生理前から身体は水分や栄養を溜め込みやすくなる


妊娠に備えて生理の1週間ほど前から身体は栄養を溜めやすくなります。
したがって食欲が増進し、身体は省エネモードになるので運動をしても脂肪は燃焼しにくくなります。

また、この時期は栄養だけでなく水分も溜めやすくなっているので、体重が増えたと感じるのは脂肪ではなく水分である場合があります。

また、この時期のむくみ対策に特におすすめなのがリンパマッサージです。
入浴後の身体が温まっている状態でリンパ節の滞りのケアに取り組みましょう。

この記事でも詳しく解説しているので是非チェックしてみて下さいね。

鎖骨のリンパマッサージで小顔を目指そう!リンパマッサージのコツ3選

食欲増進はホルモンバランスの変化の場合も


女性は生理の周期によって女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンという物質が分泌されます。
生理前の女性の身体は黄体期と呼ばれる周期に入り、この時期は黄体ホルモンのプロゲステロンの分泌が増加し、エストロゲンの量は低下します。

エストロゲンには食欲中枢に働きかけ、過剰な食欲を抑えます。
このホルモンの分泌量が減ることも生理前のドカ食いの原因のひとつになり得ます。

生理中は基礎代謝が落ちる時期


前述の通り、生理前はエストロゲンの分泌が低下する時期でもあります。
このエストロゲンは生理から次の排卵の間に徐々に増加していくものではありますが、生理がはじまったタイミングでは分泌量はまだまだ少ない状態です。

エストロゲンの分泌量が少ないと、基礎代謝の量も落ちるため、体重に変化が見えにくい傾向がありますよ!

運動や食事制限をしても効果が出にくいと、モチベーションが下がってしまいそうになってしまいますが、この時期はホルモンバランス自体が省エネモードです。
生理痛があるのに無理して身体を動かしたり、ストイックすぎる食事制限でストレスを溜めるのではなく、身体の冷え対策を行ったり、エクササイズをストレッチに変更したりして、身体を労ってみてくださいね。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

  • 生理前や生理中は身体の不調がある人が多い
  • 妊娠に備えて生理の1週間ほど前から身体は栄養を溜めやすくなる
  • 栄養だけでなく水分も溜めこみやすくなるので、生理前や生理中に体重が増えたと思っていても実は水分で重くなっているという場合もある
  • 過剰な食欲を抑えるホルモンのエストロゲンの分泌が低下することによって食欲が抑えにくくなる
  • エストロゲンの分泌量が少ないと基礎代謝量が落ちる

ただでさえ、代謝を改善させたり脂肪を燃やしたりするために努力をしているのに、毎月の生理でまた振り出しに戻ってしまうのは勿体ないですよね。

女性が一生のうちで経験する生理は450回ほどで、これを年数に換算すると6年3ヶ月ほどになると言われています。

生理前の身体の不調が出やすい人は特にうんざりしてしまいそうになってしまいますが、身体の調子が悪い期間は割り切って休むことも、うまく付き合っていく方法のひとつです。