有酸素運動ダイエットの落とし穴!老ける原因になる活性酸素とは?
「有酸素運動をやりすぎると老けて見えるって本当?」
「痩せるとどうしてもやつれたような印象になるから、防ぐ方法ってないの?」
暖かくなってきてジョギングやサイクリングなどの有酸素運動を取り入れる人も多いのではないでしょうか?
しかし、強度の高い有酸素運動をたくさんやりこむと、活性酸素が増えて身体がサビやすくなってしまうリスクもあります。
この記事では有酸素運動についておさらいしながら、活性酸素について解説します。
有酸素運動を行うメリットと目的
- 基礎代謝のアップ
- ウォーミングアップ
- 心肺機能を高める
- 脂肪燃焼
有酸素運動には上記のような効果が期待出来ます。
一定の時間身体を動かすことで脂肪をエネルギーにして消費するだけでなく、全身の血行を良くしてくれます。
トレーニング前に軽い有酸素運動をすれば、身体が温まってケガ防止にも繋がりますよ!
また、心臓や肺、気管などの呼吸筋を鍛えられるメリットがあります。
呼吸筋を鍛えて心肺機能をアップすると、持久力が付いて疲れにくくなることや、心臓の働きによって血液が身体に行き渡るため、冷え症の改善にも効果が期待出来ますよ!
初心者におすすめの有酸素運動についてはこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
活性酸素の増加にご注意!
有酸素運動の注意点として活性酸素の増加が挙げられます。
活性酸素は本来、身体を細菌などの刺激から守る働きをする物質です。
しかし、活性酸素が増えすぎるとバランスが崩れてしまい、体内で酸化が始まる原因になります。
体内で酸化が進むことで、皮膚細胞では肌荒れやシミ、たるみなどの老化の原因になりますよ!
活性酸素が増える原因
活性酸素が増える主な原因は次のものがあります。
- 強度の高い運動で呼吸が増える
- ストレス
- タバコや大気汚染
- 紫外線
ダイエット中のストレスや運動もケアや強度を間違えると活性酸素が増える原因にもなりかねないので気を付ける必要がありますよ!
また、活性酸素が増えると免疫力の低下をも引き起こすリスクがあります。
活性酸素の増加を抑えるためにできること
ここからは、活性酸素の増加を押さえながらダイエットや有酸素運動に取り組むために知っておきたいポイントについてご紹介します。
- 有酸素運動の強度と時間を見直す
- 抗酸化作用のある食べ物を摂る
- ストレスを溜めない
- 紫外線対策をしっかりと
息が上がるような有酸素運動は酸素をたくさん吸ってエネルギーに変えるときに活性酸素を作り出します。
呼吸が早い状態が続く長時間の有酸素運動や、ハードなトレーニングやマラソンなどの運動では活性酸素が発生しやすいため、強度の見直しが必要です。
ポイントとしては、有酸素運動の時間を20-30分ほどに留めること、強度は隣の人と会話ができるぐらいのペースで行うと良いでしょう。
もちろん、野外で有酸素運動をするときは帽子をかぶったり、日焼け止めクリームを塗ったりして紫外線から身体を守りましょう!
こちらの記事でも有酸素運動の時間設定について解説しています。
ご自身の運動をどれぐらい行うかの目安にお役立てください。
【高血圧の人のダイエット】有酸素運動はどれぐらいの時間行うのが効果的なの?
抗酸化作用のある食べ物として、ビタミンA、C、E、ポリフェノール類が含まれている食材を多くとることがおすすめです。
ビタミンAやEは脂質と摂ることで吸収効率が高くなります。
ダイエット中で脂質を避けている人も多いと思いますが、ビタミンAやEが豊富な緑黄色野菜は炒めて食べたり、オリーブオイルをかけて食べるのもおすすめです。
また、湯船につかったり、睡眠時間を十分に確保したりするのもストレス対策のひとつ。
ハードに運動した時こそ休息をしっかりとって、身体の冷えや凝りでストレスが溜まらないようにケアしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!
- 有酸素運動の目的は脂肪燃焼だけでなく、身体を温めることや心肺機能の向上がある
- 心肺機能を向上させることで冷え症の改善や、持久力がついてバテにくくなる
- 有酸素運動に取り組む上での注意点として、活性酸素の増加がある
- 活性酸素を発生させにくい有酸素運動を行うポイントは、20-30分ほどに留めること、強度は隣の人と会話ができるぐらいのペースで行うこと
- 抗酸化ビタミンA、C、Eやポリフェノールの豊富な食材をしっかり摂ることも活性酸素でサビない身体を作るために重要
- 睡眠時間や入浴でストレスをケアすることで活性酸素の発生を抑える
せっかくダイエットに成功しても、「何となく疲れて見える・・・」、「老けた感じがする・・・」といった印象だったら勿体ないですよね!
身体をサビつかせる活性酸素が増えないように、食事や運動の強度にも気を付けて取り組んでみてくださいね!